拡大セミナー: 大野木哲也 (大阪大学大学院)
- 講師: 大野木哲也 (大阪大学大学院)
- 日時: 水. 12/07 - 木 12/08 ハイブリッド: @先端研 404N + オンライン (Zoom)
- 題目: ドメインウォールフェルミオンと量子異常
- 概要 ドメインウォールフェルミオンは格子QCDにおいてカイラル対称性を持つフェルミオンの構成に使われる定式化です。応用的側面が注目されてきましたが、もともとは質量ゼロのフェルミオンの存在が量子異常の相殺機構(Anomaly Inflow)に由来するなど、量子異常と密接な関係があります。 近年、トポロジカル物質の発見により、ドメインウォールフェルミオンはより広い観点からも興味を集めています。この講義では、ドメインウォールフェルミオン、トポロジカル物質の簡単な解説から出発して、量子異常の新しい定式化について解説します。