CORE-U Seminar: 野中千穂 准教授 (名古屋大学KMI)
- 発表者: 野中千穂 准教授 (名古屋大学KMI)
- 日時: 07/30 (金) 16:30- (JST) @オンライン (Zoom)
- 題目: 高エネルギー原子核衝突実験で探るクォーク物質
- 概要: クォーク物質の物性、量子色力学相図の解明を目標に高エネルギー原子核衝突実験がCERN のLarge Hadron Collider, ブルックヘブン研究所の, Relativistic Heavy Ion Colliderなどで行われています。実際に実験で観測されるハドロン、光子、レプトン対を通してクォーク物質の性質を解明するためには、理論、特に現象論的な解析が必要です。ここでは現在の標準的な現象論的模型である相対論的流体模型とその解析結果を中心に紹介します。そして、現在明らかにされつつあるクォーク物質の性質について議論します。